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20090129-SON_20R_sw.png
教えていただいた資料、Testing the Efficiency of Generator Hubs をざっと読んでみました。その簡単なまとめ。写真はSON20R。


テストされているのは以下の機種。シュミット内の試験設備を使ってテストしたとのこと。
Dynosys Lightspin (model year 2004, no longer produced): sidewall generator; cost: $ 120;7 weight: 280 g.
Shimano HB-NX32 (2004): generator hub; $ 50; 729 g.
Shimano DH-3N30 (2004, not imported to North America): generator hub; approx. $ 60; 872 g.
Shimano DH-3N70 (2004): generator hub; $ 100; 667 g (replaced by DH-3N71)
Shimano DH-3N71 (2005): generator hub; $ 90; 675 g.
Schmidt Maschinenbau SON28 (2005): generator hub; $ 209;575 g.
Schmidt Maschinenbau SON20 (2005): generator hub, intended for small-wheeled bicycles, but used here in a 700C wheel; $ 209; 575g.
以下概訳です。
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Power output:(図3:ライト点けずにダイナモの出力を測定)
SON20以外は時速10kmでほとんどライトの定格に。低速ではシマノのDH-3N71が最も出力が高い。SON20は、想定外の700Cのホイールで回したので低速では出力が一番小さい。時速20キロでは全てのダイナモが6ボルトに達しライトの定格になった。
Nighttime resistance(図4:ライトを点けてホイールの回転抵抗を測定)
ライトを点けた場合、シマノのHB-NX32以外の全てのダイナモで抵抗が増加。HB-NX32はライトを点灯して速度を上げたほうが回転しやすくなる。
シマノのDH-3N30はHB-NX32を改良したもので、低速から高速までその抵抗は小さくなっている。実際、より高価なモデルのDH-3N71よりその抵抗は小さくなっている。DH-3N71は以前のモデルより30%(ライトオフ時は70%)効率を上げたモデルとシマノは言っているがそれほどでも無い。さらに低速域から高速域まで、DH-3N70と比べても若干抵抗が大きい。
全体的に見るとSON28が最も効率的なハブと言えるが、シマノのDH-3N30もそんなに悪くない。むしろ高速(50km/h)ではSON28より抵抗が小さくなる。SON20は中速度(20km/h)から上の速度域ではSON28より有利と言える。
Daytime losses:(図5:ライトを点けずにホイールの回転抵抗を測定)
ライトを消した場合、Lightspinの抵抗が一番小さい。これはダイナモがホイールに接触しておらず、フロントハブの抵抗値だけになっているため。シマノのHB-NX32は速度が上がるに従って非常に大きな走行抵抗を示すようになるので、自転車の効率から考えるとあまり良くないだろう。逆にDH-3N30は、その点良く改善されており、その他の高価なハブダイナモと比べても回転抵抗は小さい。
DH-3N71はその前モデルのDH-30N70と比べると少しだけ抵抗が大きい。このテストではSON28が他のハブダイナモに比べるとかなり低い抵抗値を示している。また、予想通り700CをつけたSON20の抵抗はさらに小さいが、SON20は夜間の低速時のライト出力が小さい事も考える必要がある。
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やはりシュミットのSON28は、高価なだけあって、特に無負荷時の回転抵抗が小さいようです。
結論として筆者は値段の事を考えなければSON28を推奨。あとシマノの安いハブダイナモ(HB-NX32、DH3N30)では、5000km台でベアリングコーンの設計寿命がくるかもしれないが、特にDH-3N30は値段のわりにはパフォーマンスが良いと書いてあります。
最後に図6を示して以下のような説明を加えてます。
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図6:ハブダイナモがない自転車と比較して、ハブダイナモがある自転車の場合、同じ速度にするために必要なパワーを示したもの。低~中速域では若干ライト点灯による速度低下を感じるかもしれないが、高速域ではほとんど感じないだろう。山道の登りに必要なパワーに比べると、その抵抗はとても小さい。例えば5%の坂を時速10kmで登坂する場合に必要なパワーは140Wで、SON28で生じる3.3Wの抵抗は、速度を0.2km低下させるに過ぎない。
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また、筆者はSON20を700Cと650Cのホイールで4年間使ってみたそうです。その経験によれば、斜度のきつい坂道を登る際にはライトは点滅する状態になるが、速度もゆっくりなため不便を感じたことはないそうで、むしろ高速走行時の抵抗の小ささとその軽さが魅力だとのこと。タンデムでPBPに参加したときはSON20を使ったらしい。重さに敏感で高速走行志向の場合はSON20で700Cという手もあるんですね。なるほど。

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教えていただいた資料、Testing the Efficiency of Generator Hubs をざっと読んでみました。その簡単なまとめ。写真はSON20R。 テストされているのは以下の機種。シュミット内の試験設備を使ってテストしたとのこと。 Dynosys Lightspin (model year 2004, no longer produced): sidewall generator; cost: $ 120;7 weight: 280 g. Shimano HB-NX32 (2004): generator hub; $ 50; 729 g. Shimano DH-3N30 (2004, not imported to North America): generator hub; approx. $ 60; 872 g. Shimano DH-3N70 (2004): generator hub; $ 100;...