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ブルベカード

BRM1008中部1000kmのブルベカードが戻ってきたのでレシートを元に食べたもの(補給食)およびその他出費についてのまとめをしてみる。今回メダルは申請せず。


ブルベカードとともに戻ってくるのが各PCの到着時間証明となるコンビニレシート。各PC以外でも補給をしてるのでその際にはなるべくもらっておいたレシートの情報を付け加えて一覧表を作成。
昨年走った埼玉1000アタック秋田と比較すると今年の中部1000の方が3千円程多い。これは昨年より15時間以上も長く走っているので当然。やはり時間が長くなるとそれだけエネルギーが必要です。
ちょうど去年の埼玉1000でも秋田の小町の湯が今回の高岡と同じような位置にあり、埼玉1000で小町の湯で仮眠したのと同じように高岡の温泉アラピアでも仮眠したのだが、今年は高岡以降、次第にスピードが落ち3日目の深夜から未明にかけての中津川の細道で眠気と疲労で自転車を漕ぐことができなくなり1時間以上も押して歩く状況にまで陥り、最終的に15時間以上も時間がかかってしまった。去年の埼玉1000ではこまちの湯があった秋田から北上へ一度は峠越があったがその後は(最後の区間を除けば)ほぼフラットなコースでその後も順調で最終的にも到達予想時間としてた60時間から5時間近くの余裕を持ってゴールすることができたが、中部1000では高岡から先が1000m以上の峠が連続する正念場の山岳コース。ここでやられてしまった。やはり山岳コースになると極端に遅くなるのは積年の課題。

食べ物

上の表をみると雨だった2日目はPC以外で補給した回数が少ない。あと大勝軒チャーハンなるおにぎりを多数食べてる。あまり気にならなかったがそんなにうまかったのか?それとスニッカーズを購入した回数が多い。一日目の午後に早くも足が攣ってしまったので、その対策として食べてみて補給食としてなかなか良かったのでその後もフロントバックに一つ忍ばせておくようにしたため。強強打破やメガシャキなどの目覚まし薬は2日目の昼から夜にかけて3本購入。2日目の昼から急に気温が上がって眠くなったため。
最後の購入品はクイズポイントでもあった各務ヶ原のセブンイレブンでカルビフランク。ここまできたら後は無事にゴールするだけ。朝日に照らされる犬山城がきれいだった。
さて、今回の中部1000、走行時間は71時間10分。ほぼ3日間走り続けた。睡眠は高岡の温泉アラピアの仮眠室で2時間半、沿道のバス停とベンチであわせて1時間半ほどの合計で多くても4時間くらい。こうなると特に3日目の夜には多くの幻覚を見た。
ブルベで最もよく見る幻覚は、道の先の方にある例えば工事中を知らせる赤い点滅が参加者のリアライトの点滅に見えるというもの。これは目を凝らせて点滅する赤ライトが動いてないことさえ確認できれば「ああ見間違えたな」で終わる。経験的には前後に参加者が居ない単独走の時に起きやすく、きっと走りながらも寂しさを感じているんだろうと思う。次に多いのが標識などの反射板をブルベ参加者に義務付けられている反射ベストと見間違えること。「もしかして何かのトラブルか?」と急ぐが、これも近づいてみるとただの標識でなんだかがっかりするだけで終わる。ここまでは幻覚というより見間違えたっていう程度の話し。
この次の段階になると沿道の街路樹のざわめきが何か得体の知らない怪物に見えるとか、何か未知の生物が道を横切っているように見えるとか、そういうレベルまで行ってしまう。まさしく非日常的体験。でもこの時も幻覚を見てる本人は意外と冷静で、「ああまた幻覚だな。相当疲れたんだな」と冷静に自己分析できてたりする。
で、今回の中部1000ではさらに一歩進んだ幻覚の体験をした。それは幻覚に励まされるというもの。PC10が過ぎて残り100 キロとなった頃、中津川から恵那にかけてのいじめとしか思えない獣道のような細道のヒルクライムになる少し手前の話し。目前に立ちはだかる急坂に戦意喪失して停止。なかなか走り始める気が起きなくて、とりあえず補給食として買っておいたスニッカーズを齧りながら休んでた時のこと。スニッカーズを食べ終わってもその上り道をあがって行く気が出ずボトルの水を飲んだりしてうだうだしてた。その時幻覚を見た。
上りのはるか上の頂上らしきところに数人の人影があった。彼らはとても楽しそうにこちらに向かって手を振っている。なんだか楽しそうだなと思わず自分も手を振り返し、ようやくそこで上り始める決心が付き自転車にまたがってペダルをこぎ始めた。
そしてその上りの頂上に到達してみると、案の定誰もいなかった。手を振っているように見たのは幻覚だったのだ。その幻覚に向かって手を振り返し勇気づけられてここまで登ってきてしまった。幻覚に励まされるとは生まれて初めての経験だった。頂上に登ってみて幻覚だったとわかった時も意外と冷静で「ああまた幻覚か。そりゃこんなところでこんな時間に手を振ってくれる人なんて居ないよな」と納得しその後は幻覚のおかげで登り切った急坂をよいしょっと言う感じで下っていったのだった。
昨年流行ったゲゲゲではこう言うのを妖怪の仕業と言うんだろうけど、なんというか幻覚って脳内の自己防衛反応というか極限状態でのアシスト装置というかそんな役割がメインなのかもなあと今考えて思う。きっと今回の中部1000でも幻覚に励まされたって人居るんじゃないかな。
さてこの経験の後に前述したようににっちもさっちも行かないほど疲れはてて1時間以上自転車を押して歩くという経験をしてしまったのだけど、その予兆としてこういうことが起きていたんだろうと思う。とにかくエクストリームな経験だったことは確かで、その意味でやっぱり今回の中部1000、貴重な経験ができたという意味でも、参加してよかったのだろうと思っている。
昨年走ったのは中部600、名古屋600、そして中部1000だけ。SRを取るには至らなかったが600を2回と1000を走れたので概ね満足。
今年はPBPの年なのだが出場する予定はなし。個人的にはPBPよりアメリカで行われてる1000km以上のブルベに出てみたい。雄大な自然の中を走れそう。楽しいだろうなあ。
今年のブルベには既に出遅れてるんですが、何回かは参加させてもらうことになるかと思いますので、もしどこかのブルベでご一緒になった皆様がおりましたらどうぞよろしくお願い致します。

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http://getumen.com/chari/wp-content/uploads/sites/5/20110116-IMGP4306.jpghttp://getumen.com/chari/wp-content/uploads/sites/5/20110116-IMGP4306-150x150.jpgyoko99ブルベまとめBRM1000
BRM1008中部1000kmのブルベカードが戻ってきたのでレシートを元に食べたもの(補給食)およびその他出費についてのまとめをしてみる。今回メダルは申請せず。 ブルベカードとともに戻ってくるのが各PCの到着時間証明となるコンビニレシート。各PC以外でも補給をしてるのでその際にはなるべくもらっておいたレシートの情報を付け加えて一覧表を作成。 昨年走った埼玉1000アタック秋田と比較すると今年の中部1000の方が3千円程多い。これは昨年より15時間以上も長く走っているので当然。やはり時間が長くなるとそれだけエネルギーが必要です。 ちょうど去年の埼玉1000でも秋田の小町の湯が今回の高岡と同じような位置にあり、埼玉1000で小町の湯で仮眠したのと同じように高岡の温泉アラピアでも仮眠したのだが、今年は高岡以降、次第にスピードが落ち3日目の深夜から未明にかけての中津川の細道で眠気と疲労で自転車を漕ぐことができなくなり1時間以上も押して歩く状況にまで陥り、最終的に15時間以上も時間がかかってしまった。去年の埼玉1000ではこまちの湯があった秋田から北上へ一度は峠越があったがその後は(最後の区間を除けば)ほぼフラットなコースでその後も順調で最終的にも到達予想時間としてた60時間から5時間近くの余裕を持ってゴールすることができたが、中部1000では高岡から先が1000m以上の峠が連続する正念場の山岳コース。ここでやられてしまった。やはり山岳コースになると極端に遅くなるのは積年の課題。 上の表をみると雨だった2日目はPC以外で補給した回数が少ない。あと大勝軒チャーハンなるおにぎりを多数食べてる。あまり気にならなかったがそんなにうまかったのか?それとスニッカーズを購入した回数が多い。一日目の午後に早くも足が攣ってしまったので、その対策として食べてみて補給食としてなかなか良かったのでその後もフロントバックに一つ忍ばせておくようにしたため。強強打破やメガシャキなどの目覚まし薬は2日目の昼から夜にかけて3本購入。2日目の昼から急に気温が上がって眠くなったため。 最後の購入品はクイズポイントでもあった各務ヶ原のセブンイレブンでカルビフランク。ここまできたら後は無事にゴールするだけ。朝日に照らされる犬山城がきれいだった。 さて、今回の中部1000、走行時間は71時間10分。ほぼ3日間走り続けた。睡眠は高岡の温泉アラピアの仮眠室で2時間半、沿道のバス停とベンチであわせて1時間半ほどの合計で多くても4時間くらい。こうなると特に3日目の夜には多くの幻覚を見た。 ブルベで最もよく見る幻覚は、道の先の方にある例えば工事中を知らせる赤い点滅が参加者のリアライトの点滅に見えるというもの。これは目を凝らせて点滅する赤ライトが動いてないことさえ確認できれば「ああ見間違えたな」で終わる。経験的には前後に参加者が居ない単独走の時に起きやすく、きっと走りながらも寂しさを感じているんだろうと思う。次に多いのが標識などの反射板をブルベ参加者に義務付けられている反射ベストと見間違えること。「もしかして何かのトラブルか?」と急ぐが、これも近づいてみるとただの標識でなんだかがっかりするだけで終わる。ここまでは幻覚というより見間違えたっていう程度の話し。 この次の段階になると沿道の街路樹のざわめきが何か得体の知らない怪物に見えるとか、何か未知の生物が道を横切っているように見えるとか、そういうレベルまで行ってしまう。まさしく非日常的体験。でもこの時も幻覚を見てる本人は意外と冷静で、「ああまた幻覚だな。相当疲れたんだな」と冷静に自己分析できてたりする。 で、今回の中部1000ではさらに一歩進んだ幻覚の体験をした。それは幻覚に励まされるというもの。PC10が過ぎて残り100 キロとなった頃、中津川から恵那にかけてのいじめとしか思えない獣道のような細道のヒルクライムになる少し手前の話し。目前に立ちはだかる急坂に戦意喪失して停止。なかなか走り始める気が起きなくて、とりあえず補給食として買っておいたスニッカーズを齧りながら休んでた時のこと。スニッカーズを食べ終わってもその上り道をあがって行く気が出ずボトルの水を飲んだりしてうだうだしてた。その時幻覚を見た。 上りのはるか上の頂上らしきところに数人の人影があった。彼らはとても楽しそうにこちらに向かって手を振っている。なんだか楽しそうだなと思わず自分も手を振り返し、ようやくそこで上り始める決心が付き自転車にまたがってペダルをこぎ始めた。 そしてその上りの頂上に到達してみると、案の定誰もいなかった。手を振っているように見たのは幻覚だったのだ。その幻覚に向かって手を振り返し勇気づけられてここまで登ってきてしまった。幻覚に励まされるとは生まれて初めての経験だった。頂上に登ってみて幻覚だったとわかった時も意外と冷静で「ああまた幻覚か。そりゃこんなところでこんな時間に手を振ってくれる人なんて居ないよな」と納得しその後は幻覚のおかげで登り切った急坂をよいしょっと言う感じで下っていったのだった。 昨年流行ったゲゲゲではこう言うのを妖怪の仕業と言うんだろうけど、なんというか幻覚って脳内の自己防衛反応というか極限状態でのアシスト装置というかそんな役割がメインなのかもなあと今考えて思う。きっと今回の中部1000でも幻覚に励まされたって人居るんじゃないかな。 さてこの経験の後に前述したようににっちもさっちも行かないほど疲れはてて1時間以上自転車を押して歩くという経験をしてしまったのだけど、その予兆としてこういうことが起きていたんだろうと思う。とにかくエクストリームな経験だったことは確かで、その意味でやっぱり今回の中部1000、貴重な経験ができたという意味でも、参加してよかったのだろうと思っている。 昨年走ったのは中部600、名古屋600、そして中部1000だけ。SRを取るには至らなかったが600を2回と1000を走れたので概ね満足。 今年はPBPの年なのだが出場する予定はなし。個人的にはPBPよりアメリカで行われてる1000km以上のブルベに出てみたい。雄大な自然の中を走れそう。楽しいだろうなあ。 今年のブルベには既に出遅れてるんですが、何回かは参加させてもらうことになるかと思いますので、もしどこかのブルベでご一緒になった皆様がおりましたらどうぞよろしくお願い致します。