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眠いぞ

野麦峠を越えてようやくたどり着いたPC4。BRM501中部600当日編その2としてPC4からゴールまでです。写真は折り返しのPC5で投入した強強打破。


PC4にたどり着いたのは日も暮れた19時50分ごろ。野麦峠下りからウインドブレーカーを着込んで防寒対策をしてたのですが結構寒い。PCでダウン入りのチョッキを着てた参加者を発見し羨ましかったです。夕食としてカップラーメンとおにぎりを食べているともれ聞こえてきたのは今回急にコース変更になった上山田温泉に降りる前の坂上トンネル手前に激坂があるという話。話によるとこの前の長野ブルベでもコースになった部分で大半の参加者が押して上がったとの事。一抹の不安を抱きながらも、いやしかし野麦峠よりは楽だろうと自分を納得させてPC4 を出発です。
しかしPC4を離れてすぐ次の左折ポイントを見失います。事前にGPSに入れてきたデータの左折ポイントにQシートに書かれた交差点がありません。サイコンの距離も違っています。私のGPSは地図なしのForetrex201という古いタイプのGPSのため、自分で入れてきたルートデータが間違っている可能性もあり、ここを曲がるべきか真っすぐ行ってみるべきかどうしようかと逡巡していると、5人編成のグループが直進してきたのでここは他力本願でいこうとその後を追います。しかし走れどもその左折ポイントが現れず。さすがにこれはおかしいと5人編成とともに皆でUターン。途中でこちらに向けて走ってくる参加者を吸収しつつ定食屋さんに道を聞きつつ、おそらく先ほど私が逡巡していたポイントがその左折ポイントだろうとそこまで戻ります。左折してみると当にそこが正規のルートでした。その後はQシート通りに走行して平瀬の交差点で国道19号へ左折。

木戸の交差点

19号線は沼津400と600でおなじみの道。沼津600は相方と2回挑戦していずれも返り討ちになってる思い出深いコース。悲喜交々の思い出がよみがえります。そのPCとしていつも利用されている豊科のコンビニを越えるとそれからは未知のコースに。しかし寒い。鼻水が止まらず鼻の下がヒリヒリしてきました。寒さを我慢してしばらく国道19号を走って12キロ地点の木戸交差点を右折。上の写真。ここで先行していたMTBさんに追いつきました。木戸交差点を右折して403号線に入ります。しかしここからが激坂の連続。体は温まりますがこれほどの激坂とは予想していなかったのでとたんに体力消耗。やっとの思いで登りきって矢越隧道を越えて下っていったところの最初のコンビニでたまらず休憩。この下りで寒くてたまらん状態に。長野の夜を甘く見てました。コンビニでは先着の参加者の方とMTBさんと合流。MTBさんはここで冬装備に、先着の方は寒いといって中でカップ焼きそばを食べてました。またこの頃になると徐々に睡魔が襲ってきます。MTBさんに「何処か泊まるところは無いですかねえ」と聞いてみると「松本から上高地へ登る158号線と裏野麦峠の登りが恐怖だから行けるところまで行った方が良いと思う。」との事。確かにあの158号線と裏野麦の恐怖は相当なもの。ミスコースもして時間を潰しているのでどこかで寝ようという考えを修正して行けるところまで行くことにして出発。
しかし聖高原の街を過ぎると再び激坂。この坂が噂通りハンパではない激坂でした。絶対先程の登りよりキツかった。思わず「キツイ!キツイ!」と真っ暗な中叫びながら一人で登っていきます。必死な思いでようやく頂上の坂上トンネルに到着。

坂上トンネル

坂上トンネルを越えて上山田の街へ下っていきます。
上山田の街は古き良き昭和の匂いがするような温泉街で揺れる赤ちょうちんに心引かれますが寄ってる余裕はもちろんなし。クネクネとした温泉街を抜けて国道18号線に左折。そしてちょうどいい具合に空腹を感じてきたので杭瀬下の交差点の次の栗佐交差点の向かい側にあるすき家にピットインして牛丼大盛り+卵セットで夜食。少し温まります。

夜食のすきや

でも食べ終わって外に出るとすごく寒い。寒さに震え相変わらず鼻水を垂らしながらあとちょっとで折り返し地点のPC5なので先を急ぎます。Qシート通りにそのまま18号線を直進してPC5を通り過ぎて古戦場入り口の交差点を右折。八幡原史跡公園の上杉謙信VS武田信玄の像が折り返し地点。史跡公園に行ってみると自転車を押してぞろぞろと皆さんが出てきます。わざわざ折り返し地点をPCとは別に設けているのできっと何か仕掛けがあるのだろうと楽しみにしてたので「何かありました?」と聞いてみると「何もない」との答えが。行ってみると本当に何も仕掛けが無くただ信玄VS謙信の一騎打ちの像があるだけ。オダックス中部恐るべし。しかし、戦国時代にこの地点で川中島の合戦が行われたことは確か。あの時は山本勘助の啄木鳥戦法を軍神謙信が見破って武田軍は勘助や信玄の弟信繁まで失う大損害に陥ったのにも関わらず妻女山に向かっていた別働隊が戻ってくるまで持ちこたえ今度は上杉軍が挟み撃ちに。まさにその時、単身謙信が信玄に切込み一騎打ちになったのでした。
一応写真を取ってみましたがフラッシュをたかなかったので真っ黒。でも歴史の息吹を感じられて満足。
そしてPC5デイリーヤマザキ篠ノ井バイパス店に到着です。到着時間は1時頃。

PC5

先程すき家で夜食を食べてきたのでこのPCではあまり補給せず。しかし寒い。そして眠い。これからの復路を考えるとあの158号線と裏野麦の激坂が悪夢のように蘇ってきます。このPCは有人チェックでしたのでスタッフの方にブルベカードを提出。「元気出して!」と気合を入れられます。しばらくぼーっとしていると例のご夫婦が到着。すごい。皆さん頑張ってます。その姿に後押しされ、意を決して相方に折り返しまで来たことをメールして強強打破とメガシャキを購入。強強打破をここで飲んで襲ってくる睡魔を押さえ、メガシャキは復路で再び睡魔に襲われたら飲むことにしてアルティメイトプラスに放り込んで出発しました。
再出発してしばらくすると一緒にミスコースした5人組グループに追いつきました。しかし途中で5人組は反対車線側の吉野家に寄るために離脱。右折ポイントで信号を待ってるとMTBさんに追いつかれました。その後はMTBさんとペアラン。MTBさんに「どうしてMTBで参加しているのですか?」と聞いてみると「DHバー禁止と言われたので・・・」との答え。面白い方でした。しかしMTBで参加するとはすごい根性です。MTBさんとそのままPC5から13キロ先のピークまで。ここの登りも辛かった。そして下って19号線に合流。19号線からは先に行かせてもらいました。
19号線はそれほど車も通らず走りやすかったのですが寒さそして睡魔に襲われます。途中のトンネルの反対車線に寝ている強者の参加者を発見したりしながら走行。往路で右折してきた木戸の交差点が遠いこと。やっとの思いで木戸の交差点まで戻って最初のコンビニで休憩。時間は3時30分時頃。一番寒い時間帯ですがもうしばらくして夜があけます。寒さに震えながらレジで精算してると店長さんに「外の仕事かい?」と突然聞かれて「いやただ自転車に乗ってるだけです。」と何とも間抜けな返事しかできず。パンと眠気ざましのブラックコーヒー(もちろんホット)で補給。そして道中の補給用にクリームパンをフロントバックのアルティメイトプラスに入れて再出発。
途中明科の駅前にいい感じの木のベンチがあったのですがこの寒さではそこで寝る気持ちも起こらず通過。往路と同じく平瀬の交差点を右折。このころ夜明けを迎えました。そしてアルプスサラダ街道を通ってPC6セブンイレブン波田赤松店に到着です。時間は6時頃。

PC6

先程補給をしたばかりですが、これからの158号線と裏野麦のためにカップラーメンとおにぎりでエネルギーを貯めておきます。このコンビニ、上高地へ登る158号線の最後のコンビニのためかアミノバイタルゼリーが売ってたので即購入。野麦峠手前で補給するようにとフロントバックへ放り込みます。そして再出発。
上高地へむかう158号線、朝早ければそれほど車がいないだろうと思いましたが甘かった。バンバン車が通ります。ですが下りのようにこちらもスピードが出ないだけマシ。車のペースに惑わされる事なくゆっくり登っていきます。というかもはやゆっくりでないと無理。奈川渡ダムまでの13キロ弱が長かったですがなんとか走破。トンネル内で分岐して奈川方面へ向かう道に入るととたんに車が少なくなって一安心。そして落合渡三叉路まで。三叉路を右折したところにちょうど自販機があったので小休止。ここから11キロ先の野麦峠のために水分を補給してアミノバイタルゼリーを摂取。

野麦峠のぼり

野麦峠登り、最初はこんなにのどかな雰囲気。心地よい朝の空気の中を鼻歌交じりで登っていけます。足は回っていませんが。

野麦峠のぼり途中

しかし徐々に道は凶暴に。裏野麦、表側より距離は短いのですが斜度がキツイ。必死に登っていくとスタッフの車に追い抜かれ「最後の試練だから頑張って!」と発破をかけられます。しかしこの頃はそういう言葉を受け止められるだけの心の余裕は全然なし。「チキショウ車でスーッと行きやがって!」と悪態をつく始末。基本的に人間ができてません。登りになるとそれまで沈静化していた尻痛と腰痛が活性化。状態は最悪ですが登らないとゴールまでたどり着かないのがブルベですのでしょうがなくダンシングにエビぞりを織り交ぜながら「エビ反りダンシング走法だ!」と面白くも無い言葉を吐きながら腰をいたわりつつ必死に登っていきます。

後1キロ

そしてようやく野麦峠に到着。到着時間は〇〇頃。
往路と同じようにトイレ休憩。

帰ってきた像

そしてこの像にここまで戻ってこれて良かったとご挨拶して下りへ。
この頃から下り時に前ブレーキをかけると異音がするようになってきました。原因がわからないのであまり前ブレーキを使わないようにして下って寺坂峠の登りへ。この寺坂峠の登りも思ってた以上にきつかったです。

寺坂峠

寺坂峠の頂上でじっくり見てみると、輪行の際に前タイヤの位置が微妙にズレてキャットアイのサイコンの計測部と磁石がブレーキをかける度に接触していることが判明。センサーと磁石の間隔を開けるとぶつからないのですがそうするとサイコンが反応せず。なんだかうまく調整できません。キャットアイのセンサー、結構微妙ですね。しょうがないので、これからは往路に戻って行くだけだしGPSの軌跡も残っているのでブレーキを優先させることにして受信部を磁石から離してとにかく両者が当たらないようにして再出発。走行スピードと距離がわからないけどまあいいかと思って再出発しました。
その後はずっと下り。下りは楽です。天気も良くポカポカ陽気に。今まで凍えてたのが嘘のようです。しかし走ってみて距離がわからないのは致命的というか精神的にとても辛い。PC7の胡桃島温泉への左折ポイントがなかなか現れないのでそこを通り過ぎてしまったのかと錯覚。 GPSのルートで再確認してようやく左折ポイントに到着。そこから7.1キロ先にPC7があるのですが距離がわからないといつになったら着くのか検討が付かず精神的にとても耐えられないことが判明。胡桃島温泉でじっくり直すことにしてようやくPC7に到着。到着時間は11時5分位でした。

胡桃島温泉

到着すると5,6人程の参加者が休んでました。補給品もたくさんあって、おにぎり2つとカップラーメンを頂き本当に助かりました。温泉に入る方もいましたが今日中に滋賀に帰るためには20時頃までにはゴールしておかないとまずいのでお風呂はパス。しかし眠気があるので11時40分まで寝ることにして別室へ。畳に横にならせてもらってあっという間に寝てしまいました。
そして握りしめてた携帯がブルブルと振動するのに気づいて起床。20分程寝てたようです。起き上がってちょうど隣の人がやっていたのと同じように痛む腰を猫のポーズで伸ばしてスタッフの方にお礼を行って外に。気になっていたサイコンとブレーキを調整して再出発です。
胡桃島温泉をでると例のご夫婦とすれ違い、思わず手を振ってご挨拶。頑張ってる皆さんの姿をみてこちらも勇気づけられます。わずか20分でしたが熟睡できた効果は大。眠気も収まり快調。しかし足はもう廻りません。とにかく下っていきます。そして道の駅ひだあさひ村で小休止。水分を補給してトイレ休憩です。
その後は久々野の街を抜けて国道41号線に。41号線も基本的には下り基調で楽なのですがこの頃から南風が強くなってきて下り坂にも関わらずスピードがでません。それでもようやくPC8サークルK飛騨萩原店に到着です。到着時間は13時40分頃。

PC8

PC8には数人の参加者が先着していましたが皆さんお疲れの様子。壁に背中を付けて一刻の休息をとっている人や静かに携帯でメールをしている人など。お互い距離を取って離れてます。無理もありません。ここまで来ると疲労はピーク。とにかく後は無事に帰る事。皆さん思うことは同じでそれぞれ大切な人にメールしてパワーを復活させていたんだと思います。ともかく安全に帰り着くことだけ考えて再出発です。
PC8を出て朝霧橋で41号線を離れてその後の激坂を必死に登って馬瀬へ。道の駅馬瀬では止まらず岩屋ダムのトイレで小休止。持ってきたクリームパンで補給です。この岩屋ダムの周回道路が長かった。走っても走ってもダムから離れられずなんだか同じところをぐるぐると廻っているような錯覚に陥いりながらやっとダムから離脱して放生峠の登りへ。ここさえクリヤーすれば後は登り無しと自分に言い聞かせて登っていきます。この登りもきつかったです。

放生峠

そしてやっと頂上に。到着時間は16時。
放生峠からの下り道も南風に押し戻されてスピードがでないのに苦しめられつつもようやく最終のPC9サークルK武儀下之保店に到着です。到着時間は17時20分頃。今回初の誰もいないPCかと思いましたが先着の方が1人いらっしゃいました。

PC9

あまり空腹は感じなかったのでゼリーだけで補給。
その後も時々現れるアップダウンをもう回らない足を必死に回して、愛岐大橋をわたったところで日没。暗闇の中でゴール地点の光明寺公園球技場に入るところの砂利道ポイントがわからなくなり後続の方に教えてもらってなんとかゴール。時間は19時18分。長い長い中部600キロがやっと終わりました。その後は岐阜駅まで自走して輪行で帰宅。

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http://getumen.com/chari/wp-content/uploads/sites/5/20100509-IMGP2716.jpghttp://getumen.com/chari/wp-content/uploads/sites/5/20100509-IMGP2716-150x150.jpgyoko99ブルベログBRM600
野麦峠を越えてようやくたどり着いたPC4。BRM501中部600当日編その2としてPC4からゴールまでです。写真は折り返しのPC5で投入した強強打破。 PC4にたどり着いたのは日も暮れた19時50分ごろ。野麦峠下りからウインドブレーカーを着込んで防寒対策をしてたのですが結構寒い。PCでダウン入りのチョッキを着てた参加者を発見し羨ましかったです。夕食としてカップラーメンとおにぎりを食べているともれ聞こえてきたのは今回急にコース変更になった上山田温泉に降りる前の坂上トンネル手前に激坂があるという話。話によるとこの前の長野ブルベでもコースになった部分で大半の参加者が押して上がったとの事。一抹の不安を抱きながらも、いやしかし野麦峠よりは楽だろうと自分を納得させてPC4 を出発です。 しかしPC4を離れてすぐ次の左折ポイントを見失います。事前にGPSに入れてきたデータの左折ポイントにQシートに書かれた交差点がありません。サイコンの距離も違っています。私のGPSは地図なしのForetrex201という古いタイプのGPSのため、自分で入れてきたルートデータが間違っている可能性もあり、ここを曲がるべきか真っすぐ行ってみるべきかどうしようかと逡巡していると、5人編成のグループが直進してきたのでここは他力本願でいこうとその後を追います。しかし走れどもその左折ポイントが現れず。さすがにこれはおかしいと5人編成とともに皆でUターン。途中でこちらに向けて走ってくる参加者を吸収しつつ定食屋さんに道を聞きつつ、おそらく先ほど私が逡巡していたポイントがその左折ポイントだろうとそこまで戻ります。左折してみると当にそこが正規のルートでした。その後はQシート通りに走行して平瀬の交差点で国道19号へ左折。 19号線は沼津400と600でおなじみの道。沼津600は相方と2回挑戦していずれも返り討ちになってる思い出深いコース。悲喜交々の思い出がよみがえります。そのPCとしていつも利用されている豊科のコンビニを越えるとそれからは未知のコースに。しかし寒い。鼻水が止まらず鼻の下がヒリヒリしてきました。寒さを我慢してしばらく国道19号を走って12キロ地点の木戸交差点を右折。上の写真。ここで先行していたMTBさんに追いつきました。木戸交差点を右折して403号線に入ります。しかしここからが激坂の連続。体は温まりますがこれほどの激坂とは予想していなかったのでとたんに体力消耗。やっとの思いで登りきって矢越隧道を越えて下っていったところの最初のコンビニでたまらず休憩。この下りで寒くてたまらん状態に。長野の夜を甘く見てました。コンビニでは先着の参加者の方とMTBさんと合流。MTBさんはここで冬装備に、先着の方は寒いといって中でカップ焼きそばを食べてました。またこの頃になると徐々に睡魔が襲ってきます。MTBさんに「何処か泊まるところは無いですかねえ」と聞いてみると「松本から上高地へ登る158号線と裏野麦峠の登りが恐怖だから行けるところまで行った方が良いと思う。」との事。確かにあの158号線と裏野麦の恐怖は相当なもの。ミスコースもして時間を潰しているのでどこかで寝ようという考えを修正して行けるところまで行くことにして出発。 しかし聖高原の街を過ぎると再び激坂。この坂が噂通りハンパではない激坂でした。絶対先程の登りよりキツかった。思わず「キツイ!キツイ!」と真っ暗な中叫びながら一人で登っていきます。必死な思いでようやく頂上の坂上トンネルに到着。 坂上トンネルを越えて上山田の街へ下っていきます。 上山田の街は古き良き昭和の匂いがするような温泉街で揺れる赤ちょうちんに心引かれますが寄ってる余裕はもちろんなし。クネクネとした温泉街を抜けて国道18号線に左折。そしてちょうどいい具合に空腹を感じてきたので杭瀬下の交差点の次の栗佐交差点の向かい側にあるすき家にピットインして牛丼大盛り+卵セットで夜食。少し温まります。 でも食べ終わって外に出るとすごく寒い。寒さに震え相変わらず鼻水を垂らしながらあとちょっとで折り返し地点のPC5なので先を急ぎます。Qシート通りにそのまま18号線を直進してPC5を通り過ぎて古戦場入り口の交差点を右折。八幡原史跡公園の上杉謙信VS武田信玄の像が折り返し地点。史跡公園に行ってみると自転車を押してぞろぞろと皆さんが出てきます。わざわざ折り返し地点をPCとは別に設けているのできっと何か仕掛けがあるのだろうと楽しみにしてたので「何かありました?」と聞いてみると「何もない」との答えが。行ってみると本当に何も仕掛けが無くただ信玄VS謙信の一騎打ちの像があるだけ。オダックス中部恐るべし。しかし、戦国時代にこの地点で川中島の合戦が行われたことは確か。あの時は山本勘助の啄木鳥戦法を軍神謙信が見破って武田軍は勘助や信玄の弟信繁まで失う大損害に陥ったのにも関わらず妻女山に向かっていた別働隊が戻ってくるまで持ちこたえ今度は上杉軍が挟み撃ちに。まさにその時、単身謙信が信玄に切込み一騎打ちになったのでした。 一応写真を取ってみましたがフラッシュをたかなかったので真っ黒。でも歴史の息吹を感じられて満足。 そしてPC5デイリーヤマザキ篠ノ井バイパス店に到着です。到着時間は1時頃。 先程すき家で夜食を食べてきたのでこのPCではあまり補給せず。しかし寒い。そして眠い。これからの復路を考えるとあの158号線と裏野麦の激坂が悪夢のように蘇ってきます。このPCは有人チェックでしたのでスタッフの方にブルベカードを提出。「元気出して!」と気合を入れられます。しばらくぼーっとしていると例のご夫婦が到着。すごい。皆さん頑張ってます。その姿に後押しされ、意を決して相方に折り返しまで来たことをメールして強強打破とメガシャキを購入。強強打破をここで飲んで襲ってくる睡魔を押さえ、メガシャキは復路で再び睡魔に襲われたら飲むことにしてアルティメイトプラスに放り込んで出発しました。 再出発してしばらくすると一緒にミスコースした5人組グループに追いつきました。しかし途中で5人組は反対車線側の吉野家に寄るために離脱。右折ポイントで信号を待ってるとMTBさんに追いつかれました。その後はMTBさんとペアラン。MTBさんに「どうしてMTBで参加しているのですか?」と聞いてみると「DHバー禁止と言われたので・・・」との答え。面白い方でした。しかしMTBで参加するとはすごい根性です。MTBさんとそのままPC5から13キロ先のピークまで。ここの登りも辛かった。そして下って19号線に合流。19号線からは先に行かせてもらいました。 19号線はそれほど車も通らず走りやすかったのですが寒さそして睡魔に襲われます。途中のトンネルの反対車線に寝ている強者の参加者を発見したりしながら走行。往路で右折してきた木戸の交差点が遠いこと。やっとの思いで木戸の交差点まで戻って最初のコンビニで休憩。時間は3時30分時頃。一番寒い時間帯ですがもうしばらくして夜があけます。寒さに震えながらレジで精算してると店長さんに「外の仕事かい?」と突然聞かれて「いやただ自転車に乗ってるだけです。」と何とも間抜けな返事しかできず。パンと眠気ざましのブラックコーヒー(もちろんホット)で補給。そして道中の補給用にクリームパンをフロントバックのアルティメイトプラスに入れて再出発。 途中明科の駅前にいい感じの木のベンチがあったのですがこの寒さではそこで寝る気持ちも起こらず通過。往路と同じく平瀬の交差点を右折。このころ夜明けを迎えました。そしてアルプスサラダ街道を通ってPC6セブンイレブン波田赤松店に到着です。時間は6時頃。 先程補給をしたばかりですが、これからの158号線と裏野麦のためにカップラーメンとおにぎりでエネルギーを貯めておきます。このコンビニ、上高地へ登る158号線の最後のコンビニのためかアミノバイタルゼリーが売ってたので即購入。野麦峠手前で補給するようにとフロントバックへ放り込みます。そして再出発。 上高地へむかう158号線、朝早ければそれほど車がいないだろうと思いましたが甘かった。バンバン車が通ります。ですが下りのようにこちらもスピードが出ないだけマシ。車のペースに惑わされる事なくゆっくり登っていきます。というかもはやゆっくりでないと無理。奈川渡ダムまでの13キロ弱が長かったですがなんとか走破。トンネル内で分岐して奈川方面へ向かう道に入るととたんに車が少なくなって一安心。そして落合渡三叉路まで。三叉路を右折したところにちょうど自販機があったので小休止。ここから11キロ先の野麦峠のために水分を補給してアミノバイタルゼリーを摂取。 野麦峠登り、最初はこんなにのどかな雰囲気。心地よい朝の空気の中を鼻歌交じりで登っていけます。足は回っていませんが。 しかし徐々に道は凶暴に。裏野麦、表側より距離は短いのですが斜度がキツイ。必死に登っていくとスタッフの車に追い抜かれ「最後の試練だから頑張って!」と発破をかけられます。しかしこの頃はそういう言葉を受け止められるだけの心の余裕は全然なし。「チキショウ車でスーッと行きやがって!」と悪態をつく始末。基本的に人間ができてません。登りになるとそれまで沈静化していた尻痛と腰痛が活性化。状態は最悪ですが登らないとゴールまでたどり着かないのがブルベですのでしょうがなくダンシングにエビぞりを織り交ぜながら「エビ反りダンシング走法だ!」と面白くも無い言葉を吐きながら腰をいたわりつつ必死に登っていきます。 そしてようやく野麦峠に到着。到着時間は〇〇頃。 往路と同じようにトイレ休憩。 そしてこの像にここまで戻ってこれて良かったとご挨拶して下りへ。 この頃から下り時に前ブレーキをかけると異音がするようになってきました。原因がわからないのであまり前ブレーキを使わないようにして下って寺坂峠の登りへ。この寺坂峠の登りも思ってた以上にきつかったです。 寺坂峠の頂上でじっくり見てみると、輪行の際に前タイヤの位置が微妙にズレてキャットアイのサイコンの計測部と磁石がブレーキをかける度に接触していることが判明。センサーと磁石の間隔を開けるとぶつからないのですがそうするとサイコンが反応せず。なんだかうまく調整できません。キャットアイのセンサー、結構微妙ですね。しょうがないので、これからは往路に戻って行くだけだしGPSの軌跡も残っているのでブレーキを優先させることにして受信部を磁石から離してとにかく両者が当たらないようにして再出発。走行スピードと距離がわからないけどまあいいかと思って再出発しました。 その後はずっと下り。下りは楽です。天気も良くポカポカ陽気に。今まで凍えてたのが嘘のようです。しかし走ってみて距離がわからないのは致命的というか精神的にとても辛い。PC7の胡桃島温泉への左折ポイントがなかなか現れないのでそこを通り過ぎてしまったのかと錯覚。 GPSのルートで再確認してようやく左折ポイントに到着。そこから7.1キロ先にPC7があるのですが距離がわからないといつになったら着くのか検討が付かず精神的にとても耐えられないことが判明。胡桃島温泉でじっくり直すことにしてようやくPC7に到着。到着時間は11時5分位でした。 到着すると5,6人程の参加者が休んでました。補給品もたくさんあって、おにぎり2つとカップラーメンを頂き本当に助かりました。温泉に入る方もいましたが今日中に滋賀に帰るためには20時頃までにはゴールしておかないとまずいのでお風呂はパス。しかし眠気があるので11時40分まで寝ることにして別室へ。畳に横にならせてもらってあっという間に寝てしまいました。 そして握りしめてた携帯がブルブルと振動するのに気づいて起床。20分程寝てたようです。起き上がってちょうど隣の人がやっていたのと同じように痛む腰を猫のポーズで伸ばしてスタッフの方にお礼を行って外に。気になっていたサイコンとブレーキを調整して再出発です。 胡桃島温泉をでると例のご夫婦とすれ違い、思わず手を振ってご挨拶。頑張ってる皆さんの姿をみてこちらも勇気づけられます。わずか20分でしたが熟睡できた効果は大。眠気も収まり快調。しかし足はもう廻りません。とにかく下っていきます。そして道の駅ひだあさひ村で小休止。水分を補給してトイレ休憩です。 その後は久々野の街を抜けて国道41号線に。41号線も基本的には下り基調で楽なのですがこの頃から南風が強くなってきて下り坂にも関わらずスピードがでません。それでもようやくPC8サークルK飛騨萩原店に到着です。到着時間は13時40分頃。 PC8には数人の参加者が先着していましたが皆さんお疲れの様子。壁に背中を付けて一刻の休息をとっている人や静かに携帯でメールをしている人など。お互い距離を取って離れてます。無理もありません。ここまで来ると疲労はピーク。とにかく後は無事に帰る事。皆さん思うことは同じでそれぞれ大切な人にメールしてパワーを復活させていたんだと思います。ともかく安全に帰り着くことだけ考えて再出発です。 PC8を出て朝霧橋で41号線を離れてその後の激坂を必死に登って馬瀬へ。道の駅馬瀬では止まらず岩屋ダムのトイレで小休止。持ってきたクリームパンで補給です。この岩屋ダムの周回道路が長かった。走っても走ってもダムから離れられずなんだか同じところをぐるぐると廻っているような錯覚に陥いりながらやっとダムから離脱して放生峠の登りへ。ここさえクリヤーすれば後は登り無しと自分に言い聞かせて登っていきます。この登りもきつかったです。 そしてやっと頂上に。到着時間は16時。 放生峠からの下り道も南風に押し戻されてスピードがでないのに苦しめられつつもようやく最終のPC9サークルK武儀下之保店に到着です。到着時間は17時20分頃。今回初の誰もいないPCかと思いましたが先着の方が1人いらっしゃいました。 あまり空腹は感じなかったのでゼリーだけで補給。 その後も時々現れるアップダウンをもう回らない足を必死に回して、愛岐大橋をわたったところで日没。暗闇の中でゴール地点の光明寺公園球技場に入るところの砂利道ポイントがわからなくなり後続の方に教えてもらってなんとかゴール。時間は19時18分。長い長い中部600キロがやっと終わりました。その後は岐阜駅まで自走して輪行で帰宅。