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朝のりんくう公園

近畿ブルベBRM912泉佐野600、相方と共に無事に完走しました!これで共に今年度のSRを獲得でうれしい限りです。
近畿ブルベは初参加。想像していた以上に大変なコースで本当に疲れました。紀伊半島の縁取って走る42号線で遭遇した土砂降り、熊野古道とその先のサニーロードという陽気な名前とは程遠い強烈なアップダウンの連続した道、その後の向かい風+灼熱地獄、そして最終区間の36号&26号線の信号地獄などなど。体にもかなりのダメージ。未だに腰の痛みと両手の中指から小指までが痺れてます。相方は寝返り打つのも辛い様子。でも共に完走できて喜びはひとしおです。
そんな厳しいブルベでしたが、振り返ってみると今回は事前の試走などいろいろと準備をしたのが功を奏したのかも。
それではBRM912泉佐野600当日編その1としてスタート~PC3道の駅紀伊長島までです。写真はスタート地点の朝のりんくう公園。関空に伸びる海上道路が見えます。


滋賀の草津に引っ越してきてからはじめてのブルベはブルベ近畿の泉佐野600。泉佐野からスタート地点の関西空港の対岸の泉佐野りんくう公園まではかなりの距離。前泊するか迷いましたが、今後関西ブルベに参加することもあるだろうとのことでお金が一番安い当日車で行くパターンにしました。
当日は3時に起床。3時30分に出発。栗東インターから名神に入り吹田インターで近畿道へ。その後は阪和自動車道に入って堺インターで堺泉北自動車道へ入り大阪湾岸を通る4号線に。そして関空手前でインターを降りてブルベスタッフお勧めの駐車場へ。着いたのは5時20分ごろでした。大阪方面へ車で行くのは初めてでヒヤヒヤもの。無事に着いて何よりでした。

りんくうの駐車場

駐車場に着くと番犬がワンワン吼えて管理人のおばさんが出てきてくれます。おばさんもなれたもので「自転車の人?1日300円だから600円。はいこれ野菜。」と領収書と共に新聞紙に包まれた玉ねぎをくれました。近畿ブルベの掲示板にも書いてあった「車を止めると野菜をくれる」というのは本当でした。ちなみに新聞紙には玉ねぎ2つが包まれてました。こういうサービスは結構うれしい。写真はその駐車場。

ブリーフィング

駐車場に止めて早速準備です。準備している間にも続々と参加者の方達が到着。次第に緊張が高まってきます。
準備を整えて近くのファミリーマートで水を補給してスタート地点へ。受付を済ませてブルベカードをもらいます。近畿ブルベでは受付後直ぐに車両のチェック。神奈川や千葉のように出走直前かと思って受付後にゆっくりしてたのであわててチェックをしてもらいました。そしてブリーフィング開始。スタッフの方が「それではブリーフィング開始します。」というと皆さんわらわらと海岸に歩いていくので何事かと思ったら、砂浜手前にある階段に腰掛けてブリーフィングを受けるのでした。なるほど。写真はそのブリーフィングの様子。
今回出走するのは60名ほどとの事。最終区間のK36号とR26の高架部分はどこも軽車両通行禁止などの説明がありました。天候は曇り。前日の天気予報では雨となってましたので曇りのまま天気がもってくれることを祈って出発です。人数が多いので3つに分けて出発。我々は道も良くわからないのでとりあえず2番目のグループでスタート。

歩道で橋を渡る

スタート地点からしばらく公園を走って公園の鎖柵を自転車を持ち上げて乗り越えて車道に。その後また歩道で橋をわってとスタート直後からいろいろとあってなかなか楽しいです。
相方と共に参加した沼津600では、400キロ地点の松本までは何とか到着しましたがそれまでに15分しか睡眠時間が取れずその後の塩尻峠と富士見峠でやられてしまって相方が体力の限界に達してDNF。その教訓を生かして今回は330キロ地点のPC3道の駅紀伊長島マンボウにPC3締め切り時間の約2時間前の午前3時に到着し1時間寝て、次のPC4までアップダウンがきついそうなので1時間の時間的余裕を持って紀伊長島マンボウを出発するという事を目標に大まかな走行プランを立てました。
したがって330キロ地点に20時間で到着=時速16.5キロペースで走ればOK。コマ図にはこの速度で計算した各ポイントの予想到達時間をメモしてきました。実際はこの時間+休憩時間が必要となるので各ポイントで記入した時間より早めに通過できれば、その余裕が許された休憩時間ということになります。

20090915-IMGP1522.jpg

そんなわけで今回はコマ図にメモしてきた到達時間を気にしながら走行。写真は20.7キロ地点。歩道というか砂利の土手沿いの道がコースになってます。近畿ブルベバリエーション豊かです。

最初の休憩

PC1までは119キロあるので36.7キロ地点にあるファミリーマート海南駅通店で最初の休憩。時間は9時。到達時間メモは9時12分となってますので今後の休憩などを考えるともう少しペースを上げて行きたいところ。この時点ですでにほぼ最後尾。
5分休憩して再出発。ここからは市街地も抜けてスピードを上げることができて時間を稼げます。有田大橋を渡って野の交差点を右折。20号線に入って湯浅の交差点で再び42号線に復帰。66.8キロ地点にあるローソン広川町井関店で休憩しようと先を急ぎます。

しまっているコンビニ

しかしローソンについてみるとすでに廃業していました。残念。自販機で水とコーラで補給。到着予定時間より30分ほど余裕をもって到着。しかしお昼を食べてないことや夜間走行でどうしても速度が落ちることを考えるとあまりゆっくりもしていられないので早めに出発。

PC1

そして水越トンネルを越えて途中のコンビニでもう一度止まって補給。119キロ地点のPC1に着いたのは13時50分頃でした。到達予想時間より25分ほど余裕。お昼を食べて早めに出発。

道の駅に非難

その後は順調にスピードを上げて走行でき時間的余裕も増えていきましたが、恐れていた天候が急変。急に雨。それも土砂降り。紀伊半島らしい豪快な雨です。近くの木陰で5分ほど待ちましたがやむ気配なし。仕方が無く合羽の上下を着込んで出発です。
その先のトンネルを越えて左手に道の駅志賀海岸があったのでそこに非難。上の写真はそのときの様子。まるで嵐のようでした。

トンネル手前で合羽を脱ぐ

少し収まってきたので道の駅を出発。それから20分ほど走ると雨が上がり何より。トンネル手前で合羽を脱ぎます。そしてひたすら42号線をひた走ります。

畜産試験場

42号線沿いには道の駅などの観光向け施設も多く寄ってみたいという誘惑に駆られましたがここで時間を稼いでPC3で1時間寝ることを目標にひたすら我慢。写真は道の駅イノブータランドの先にあった畜産試験場。豚の銅像がありました。

酒屋さんで休憩

しばらく走って疲れてきたので丁度現れた酒屋さんで休憩してたらまたもや大粒の雨。ぬれずに済んでラッキーでした。5分ほど雨宿りしてたらやんでくれたので再スタート。今日の紀伊半島はどうやら大気が不安定でにわか雨的に降っているらしい。

42号線

42号線は車もそれほど多くなくて走りやすかったので、雨宿りで使った時間を取り戻すべくひた走ります。道はこんな感じ。海岸沿いということで千葉の白浜周辺と似たような雰囲気。怖かったのが時々現れるボートを引いている車。すれ違う時、車の後ろから急にまた車が出てくるような感じがあってそのたびにびびりました。
そして潮岬へ右折して激坂をひたすら登ってようやくPC2潮岬観光タワーへ到着。到着したのは18時。到達予定時刻より1時間の余裕ができました。PC2の締め切りは20時12分なのでそれから考えると2時間の余裕。PC2は有人チェック。スタッフの方に最後尾でしょうかと聞いてみるとまだ後ろに10人くらいいるとの事。これからの天気を聞いてみると天気予報ではこの先の尾鷲では午後から雨だったけど午前中に雨が降っていたりどうやら天気予報では予測が難しい不安定な天候になっているとの事。PC3の観光タワー周辺には補給できるコンビニも無いので少し先のトイレによって潮岬から下っていきます。下っていくうちに次第に日が暮れてきました。走っていると道路を横切っていく小さな物体が。良く見るとカニ。所々に結構カニが歩いていて、思わずよけきれず1匹轢いてしまいました。申し訳ない。

夕飯

潮岬を下って串本の町に入ったところの最初のコンビニで夕飯。夕飯を食べているとなんと再び雨です。暗くなってからの雨で気が滅入りましたが仕方が無くまた合羽を着ます。夕飯と合羽を着ることで大幅に時間をロス。再び42号線に復帰して走り始めます。

森浦の交差点

その後も雨が降り続きましたが次第に小雨に。そして229キロ地点の森浦の交差点にあるサークルKで休憩。小雨になってきたので合羽の下だけ脱ぎます。ここへの到着時間は20時15分。到着予想時間は20時52分でしたので約35分の余裕。夕飯と雨で消費したPC3での1時間の余裕をだいぶ取り戻せました。眠くなった時の用心にメガシャキを2本購入。背中に入れます。
そして42号線をひたすら走り続けます。しばらく走っていると2人のブルベライダーと合流。一人は同じ滋賀の大津から参加されている方だったので大津さん、もう一人は巨大なザック(おそらく山用の50リットル級の巨大なザック)を背負っている方なのでザックさんと呼ぶことにします。このザックさん、聞けばブルベ初参加とのこと。途中何回か休憩を入れたのでいろいろと話を聞くと巨大なザックには輪行袋とか入っているらしいのですが着替えや合羽、ウインドブレーカなどは入っていないらしい。なんだか不思議な方でしたが初めてのブルベで600とはその心意気に感服です。
その後しばらくは相方含めて4人で走行することに。相方、仲間が増えると元気が出るタイプなので丁度良かったです。時速25,6キロぐらいで巡航することができました。
調子よく走っていたら先頭を走っていた私の自転車に左の茂みから白い動物が飛び出してきました。後ろを走る相方が「危ない!」と知らせてくれましたが「うわ!」と思わず声がでると同時に避けることもできずにまともに轢いてしまいました。私は幸いにも転倒はしなかったのですが白い動物のダメージは大きかったようで、相方によると丸まってうずくまったとの事でした。小動物が大事に至らなかったことを祈りますが、轢いてしまった時の感触は結構強烈でしたので心配。私は白い猫かと思いましたが、その後、紀伊半島を走っているとイタチかテンのような動物が轢かれてしまっているのを何回か見ましたのでもしかするとそのような小動物だったのかも知れません。

歩道トンネル

その後はトラブルも無く走行。熊野大橋を渡って熊野市に入り西川橋を渡って鬼ヶ城歩道トンネルに。そこでFenixの単三×8本使用する巨大なでもとても明るいライトをつけた方と合流。この方とはその後も時々お会いし、最終区間ではとてもお世話になることに。とりあえずFenixさんとお呼びすることにします。写真はその歩道トンネル。到着時間は23時19分。到達予想時間が23時33分ですのでPC3で1時間寝るリミットにだいぶ近づいてきてしまいました。
歩道トンネルを通ると佐田坂。昨年泉佐野600を完走した境川のmasaさんの記事に夜と南紀の難所とのこと。おっしゃるとおりキツい登りでした。私と相方、Fenixさん大津さんそしてザックさんで登って行きます。延々と続くかなりの傾斜の道。登っていると登坂車線が現れます。相方が思わず「登坂車線が終われば登りも終わりますからがんばりましょう!」といいますが、その登坂車線が終わっても一向に登りが終わる気配はなし。逆に再び現れるもう一つの登坂車線。必死に登ってようやく最初のピークの小坂トンネルに到着。振り返るとFenixさん、相方、大津さんの順に到着。せっかくここまで皆さんでやってきたのでザックさんを待ちます。すると大津さんいわく途中で大の字に寝てたとの事。何事が起きたか皆目わかりませんが、とりあえず「頂上はもう直ぐですからがんばって登って!」と暗闇に向かって叫んでみるとようやくザックさん到着。ザックさんいわく全身の筋肉が攣って倒れたとのこと。ザックさん壮絶なブルベを走られています。ここから下りですから何か着たほうがいいですよといってもその巨大なザックにはその類の衣服が無し。体が温まっているうちに下ったほうが良いとザックさんがいうのですぐさま下り始めます。
そして下った先にある道の駅「熊野きのくに」で休憩。トイレと水の補給です。ここで下りが早いFenixさんは離脱。先に進まれました。大津さんも到着してしばらく休みます。そのうちにザックさんも到着。やはり下りが寒かったようで、途中でDNFの連絡を入れたとのことでした。残念。でもとりあえず次のPCまでは行くとのこと。ザックさん、自販機に暖かいお茶があったので早速購入しようとしたら間違って冷たいのを選んでしまい「これじゃ飲めないよ~」。その声を聞きながら先に出発させてもらいました。
その後の矢の川トンネルまで登って尾鷲の町へ下ります。日付が変わって眠気が襲って来る頃。相方に聞いてみるとそれほど眠くないとのこと。金曜日に十分睡眠を取ったのが効いてるようです。眠気でスピードが落ちたライダーに追いつくようになってきました。その中で70歳を越えてる参加者の方を吸収。3人で尾鷲病院前のサークルKに到着です。久々のコンビニなので10分ほど休憩。水と食料の補給。そのうちに大津さんとザックさんも到着。中には途中で寝てしまい側溝に落ちて怪我した方も。怪我が痛々しかったです。そして最後にかなり高齢のリカンベント乗りさんも到着。10人くらいの参加者が集まって少しほっとします。
我々は遅いので一番先に出発。70歳を越えてる方も「眠いので後を付かせて欲しい」とのことでしたので3人で出発です。
その後、尾鷲トンネルまで登ってPC3道の駅紀伊長島まんぼうに付いたのは丁度3時。到達予定時間ぴったりでした。やはり明るいうちに作った余裕を夜間走行で使ってしまいましたが上出来。相方、ここまで良く頑張りました。
道の駅まんぼうには東屋があって30人くらいの参加者が寝てました。有人チェックを済ませて相方には「とにかく早めに寝るように」とアドバイスしてドロップバックを受け取ります。今回ドロップバックには着替えと寝袋一つを入れています。相方がトイレに行って着替えて来る間に寝床の準備と自分の着替えを済ませます。東屋の床が昼間の熱をためていてほんのり暖かいのが幸いでした。トイレと着替えで時間がかかり、寝る体制になったのは3時半頃。4時に出発という予定を変更して4時15分まで寝ることにして目覚ましをセット。相方は寝袋に私はレスキューシートでホイル焼き状態で就寝です。4時になると皆さん起きだして出発したようで、周りがざわついたのを覚えているのですが4時15分まではあっという間でした。

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BRM912泉佐野600当日編その1:スタート~PC3道の駅紀伊長島までhttp://getumen.com/chari/wp-content/uploads/sites/5/20090915-IMGP1511.jpghttp://getumen.com/chari/wp-content/uploads/sites/5/20090915-IMGP1511-150x150.jpgyoko99ブルベログBRM600
近畿ブルベBRM912泉佐野600、相方と共に無事に完走しました!これで共に今年度のSRを獲得でうれしい限りです。 近畿ブルベは初参加。想像していた以上に大変なコースで本当に疲れました。紀伊半島の縁取って走る42号線で遭遇した土砂降り、熊野古道とその先のサニーロードという陽気な名前とは程遠い強烈なアップダウンの連続した道、その後の向かい風+灼熱地獄、そして最終区間の36号&26号線の信号地獄などなど。体にもかなりのダメージ。未だに腰の痛みと両手の中指から小指までが痺れてます。相方は寝返り打つのも辛い様子。でも共に完走できて喜びはひとしおです。 そんな厳しいブルベでしたが、振り返ってみると今回は事前の試走などいろいろと準備をしたのが功を奏したのかも。 それではBRM912泉佐野600当日編その1としてスタート~PC3道の駅紀伊長島までです。写真はスタート地点の朝のりんくう公園。関空に伸びる海上道路が見えます。 滋賀の草津に引っ越してきてからはじめてのブルベはブルベ近畿の泉佐野600。泉佐野からスタート地点の関西空港の対岸の泉佐野りんくう公園まではかなりの距離。前泊するか迷いましたが、今後関西ブルベに参加することもあるだろうとのことでお金が一番安い当日車で行くパターンにしました。 当日は3時に起床。3時30分に出発。栗東インターから名神に入り吹田インターで近畿道へ。その後は阪和自動車道に入って堺インターで堺泉北自動車道へ入り大阪湾岸を通る4号線に。そして関空手前でインターを降りてブルベスタッフお勧めの駐車場へ。着いたのは5時20分ごろでした。大阪方面へ車で行くのは初めてでヒヤヒヤもの。無事に着いて何よりでした。 駐車場に着くと番犬がワンワン吼えて管理人のおばさんが出てきてくれます。おばさんもなれたもので「自転車の人?1日300円だから600円。はいこれ野菜。」と領収書と共に新聞紙に包まれた玉ねぎをくれました。近畿ブルベの掲示板にも書いてあった「車を止めると野菜をくれる」というのは本当でした。ちなみに新聞紙には玉ねぎ2つが包まれてました。こういうサービスは結構うれしい。写真はその駐車場。 駐車場に止めて早速準備です。準備している間にも続々と参加者の方達が到着。次第に緊張が高まってきます。 準備を整えて近くのファミリーマートで水を補給してスタート地点へ。受付を済ませてブルベカードをもらいます。近畿ブルベでは受付後直ぐに車両のチェック。神奈川や千葉のように出走直前かと思って受付後にゆっくりしてたのであわててチェックをしてもらいました。そしてブリーフィング開始。スタッフの方が「それではブリーフィング開始します。」というと皆さんわらわらと海岸に歩いていくので何事かと思ったら、砂浜手前にある階段に腰掛けてブリーフィングを受けるのでした。なるほど。写真はそのブリーフィングの様子。 今回出走するのは60名ほどとの事。最終区間のK36号とR26の高架部分はどこも軽車両通行禁止などの説明がありました。天候は曇り。前日の天気予報では雨となってましたので曇りのまま天気がもってくれることを祈って出発です。人数が多いので3つに分けて出発。我々は道も良くわからないのでとりあえず2番目のグループでスタート。 スタート地点からしばらく公園を走って公園の鎖柵を自転車を持ち上げて乗り越えて車道に。その後また歩道で橋をわってとスタート直後からいろいろとあってなかなか楽しいです。 相方と共に参加した沼津600では、400キロ地点の松本までは何とか到着しましたがそれまでに15分しか睡眠時間が取れずその後の塩尻峠と富士見峠でやられてしまって相方が体力の限界に達してDNF。その教訓を生かして今回は330キロ地点のPC3道の駅紀伊長島マンボウにPC3締め切り時間の約2時間前の午前3時に到着し1時間寝て、次のPC4までアップダウンがきついそうなので1時間の時間的余裕を持って紀伊長島マンボウを出発するという事を目標に大まかな走行プランを立てました。 したがって330キロ地点に20時間で到着=時速16.5キロペースで走ればOK。コマ図にはこの速度で計算した各ポイントの予想到達時間をメモしてきました。実際はこの時間+休憩時間が必要となるので各ポイントで記入した時間より早めに通過できれば、その余裕が許された休憩時間ということになります。 そんなわけで今回はコマ図にメモしてきた到達時間を気にしながら走行。写真は20.7キロ地点。歩道というか砂利の土手沿いの道がコースになってます。近畿ブルベバリエーション豊かです。 PC1までは119キロあるので36.7キロ地点にあるファミリーマート海南駅通店で最初の休憩。時間は9時。到達時間メモは9時12分となってますので今後の休憩などを考えるともう少しペースを上げて行きたいところ。この時点ですでにほぼ最後尾。 5分休憩して再出発。ここからは市街地も抜けてスピードを上げることができて時間を稼げます。有田大橋を渡って野の交差点を右折。20号線に入って湯浅の交差点で再び42号線に復帰。66.8キロ地点にあるローソン広川町井関店で休憩しようと先を急ぎます。 しかしローソンについてみるとすでに廃業していました。残念。自販機で水とコーラで補給。到着予定時間より30分ほど余裕をもって到着。しかしお昼を食べてないことや夜間走行でどうしても速度が落ちることを考えるとあまりゆっくりもしていられないので早めに出発。 そして水越トンネルを越えて途中のコンビニでもう一度止まって補給。119キロ地点のPC1に着いたのは13時50分頃でした。到達予想時間より25分ほど余裕。お昼を食べて早めに出発。 その後は順調にスピードを上げて走行でき時間的余裕も増えていきましたが、恐れていた天候が急変。急に雨。それも土砂降り。紀伊半島らしい豪快な雨です。近くの木陰で5分ほど待ちましたがやむ気配なし。仕方が無く合羽の上下を着込んで出発です。 その先のトンネルを越えて左手に道の駅志賀海岸があったのでそこに非難。上の写真はそのときの様子。まるで嵐のようでした。 少し収まってきたので道の駅を出発。それから20分ほど走ると雨が上がり何より。トンネル手前で合羽を脱ぎます。そしてひたすら42号線をひた走ります。 42号線沿いには道の駅などの観光向け施設も多く寄ってみたいという誘惑に駆られましたがここで時間を稼いでPC3で1時間寝ることを目標にひたすら我慢。写真は道の駅イノブータランドの先にあった畜産試験場。豚の銅像がありました。 しばらく走って疲れてきたので丁度現れた酒屋さんで休憩してたらまたもや大粒の雨。ぬれずに済んでラッキーでした。5分ほど雨宿りしてたらやんでくれたので再スタート。今日の紀伊半島はどうやら大気が不安定でにわか雨的に降っているらしい。 42号線は車もそれほど多くなくて走りやすかったので、雨宿りで使った時間を取り戻すべくひた走ります。道はこんな感じ。海岸沿いということで千葉の白浜周辺と似たような雰囲気。怖かったのが時々現れるボートを引いている車。すれ違う時、車の後ろから急にまた車が出てくるような感じがあってそのたびにびびりました。 そして潮岬へ右折して激坂をひたすら登ってようやくPC2潮岬観光タワーへ到着。到着したのは18時。到達予定時刻より1時間の余裕ができました。PC2の締め切りは20時12分なのでそれから考えると2時間の余裕。PC2は有人チェック。スタッフの方に最後尾でしょうかと聞いてみるとまだ後ろに10人くらいいるとの事。これからの天気を聞いてみると天気予報ではこの先の尾鷲では午後から雨だったけど午前中に雨が降っていたりどうやら天気予報では予測が難しい不安定な天候になっているとの事。PC3の観光タワー周辺には補給できるコンビニも無いので少し先のトイレによって潮岬から下っていきます。下っていくうちに次第に日が暮れてきました。走っていると道路を横切っていく小さな物体が。良く見るとカニ。所々に結構カニが歩いていて、思わずよけきれず1匹轢いてしまいました。申し訳ない。 潮岬を下って串本の町に入ったところの最初のコンビニで夕飯。夕飯を食べているとなんと再び雨です。暗くなってからの雨で気が滅入りましたが仕方が無くまた合羽を着ます。夕飯と合羽を着ることで大幅に時間をロス。再び42号線に復帰して走り始めます。 その後も雨が降り続きましたが次第に小雨に。そして229キロ地点の森浦の交差点にあるサークルKで休憩。小雨になってきたので合羽の下だけ脱ぎます。ここへの到着時間は20時15分。到着予想時間は20時52分でしたので約35分の余裕。夕飯と雨で消費したPC3での1時間の余裕をだいぶ取り戻せました。眠くなった時の用心にメガシャキを2本購入。背中に入れます。 そして42号線をひたすら走り続けます。しばらく走っていると2人のブルベライダーと合流。一人は同じ滋賀の大津から参加されている方だったので大津さん、もう一人は巨大なザック(おそらく山用の50リットル級の巨大なザック)を背負っている方なのでザックさんと呼ぶことにします。このザックさん、聞けばブルベ初参加とのこと。途中何回か休憩を入れたのでいろいろと話を聞くと巨大なザックには輪行袋とか入っているらしいのですが着替えや合羽、ウインドブレーカなどは入っていないらしい。なんだか不思議な方でしたが初めてのブルベで600とはその心意気に感服です。 その後しばらくは相方含めて4人で走行することに。相方、仲間が増えると元気が出るタイプなので丁度良かったです。時速25,6キロぐらいで巡航することができました。 調子よく走っていたら先頭を走っていた私の自転車に左の茂みから白い動物が飛び出してきました。後ろを走る相方が「危ない!」と知らせてくれましたが「うわ!」と思わず声がでると同時に避けることもできずにまともに轢いてしまいました。私は幸いにも転倒はしなかったのですが白い動物のダメージは大きかったようで、相方によると丸まってうずくまったとの事でした。小動物が大事に至らなかったことを祈りますが、轢いてしまった時の感触は結構強烈でしたので心配。私は白い猫かと思いましたが、その後、紀伊半島を走っているとイタチかテンのような動物が轢かれてしまっているのを何回か見ましたのでもしかするとそのような小動物だったのかも知れません。 その後はトラブルも無く走行。熊野大橋を渡って熊野市に入り西川橋を渡って鬼ヶ城歩道トンネルに。そこでFenixの単三×8本使用する巨大なでもとても明るいライトをつけた方と合流。この方とはその後も時々お会いし、最終区間ではとてもお世話になることに。とりあえずFenixさんとお呼びすることにします。写真はその歩道トンネル。到着時間は23時19分。到達予想時間が23時33分ですのでPC3で1時間寝るリミットにだいぶ近づいてきてしまいました。 歩道トンネルを通ると佐田坂。昨年泉佐野600を完走した境川のmasaさんの記事に夜と南紀の難所とのこと。おっしゃるとおりキツい登りでした。私と相方、Fenixさん大津さんそしてザックさんで登って行きます。延々と続くかなりの傾斜の道。登っていると登坂車線が現れます。相方が思わず「登坂車線が終われば登りも終わりますからがんばりましょう!」といいますが、その登坂車線が終わっても一向に登りが終わる気配はなし。逆に再び現れるもう一つの登坂車線。必死に登ってようやく最初のピークの小坂トンネルに到着。振り返るとFenixさん、相方、大津さんの順に到着。せっかくここまで皆さんでやってきたのでザックさんを待ちます。すると大津さんいわく途中で大の字に寝てたとの事。何事が起きたか皆目わかりませんが、とりあえず「頂上はもう直ぐですからがんばって登って!」と暗闇に向かって叫んでみるとようやくザックさん到着。ザックさんいわく全身の筋肉が攣って倒れたとのこと。ザックさん壮絶なブルベを走られています。ここから下りですから何か着たほうがいいですよといってもその巨大なザックにはその類の衣服が無し。体が温まっているうちに下ったほうが良いとザックさんがいうのですぐさま下り始めます。 そして下った先にある道の駅「熊野きのくに」で休憩。トイレと水の補給です。ここで下りが早いFenixさんは離脱。先に進まれました。大津さんも到着してしばらく休みます。そのうちにザックさんも到着。やはり下りが寒かったようで、途中でDNFの連絡を入れたとのことでした。残念。でもとりあえず次のPCまでは行くとのこと。ザックさん、自販機に暖かいお茶があったので早速購入しようとしたら間違って冷たいのを選んでしまい「これじゃ飲めないよ~」。その声を聞きながら先に出発させてもらいました。 その後の矢の川トンネルまで登って尾鷲の町へ下ります。日付が変わって眠気が襲って来る頃。相方に聞いてみるとそれほど眠くないとのこと。金曜日に十分睡眠を取ったのが効いてるようです。眠気でスピードが落ちたライダーに追いつくようになってきました。その中で70歳を越えてる参加者の方を吸収。3人で尾鷲病院前のサークルKに到着です。久々のコンビニなので10分ほど休憩。水と食料の補給。そのうちに大津さんとザックさんも到着。中には途中で寝てしまい側溝に落ちて怪我した方も。怪我が痛々しかったです。そして最後にかなり高齢のリカンベント乗りさんも到着。10人くらいの参加者が集まって少しほっとします。 我々は遅いので一番先に出発。70歳を越えてる方も「眠いので後を付かせて欲しい」とのことでしたので3人で出発です。 その後、尾鷲トンネルまで登ってPC3道の駅紀伊長島まんぼうに付いたのは丁度3時。到達予定時間ぴったりでした。やはり明るいうちに作った余裕を夜間走行で使ってしまいましたが上出来。相方、ここまで良く頑張りました。 道の駅まんぼうには東屋があって30人くらいの参加者が寝てました。有人チェックを済ませて相方には「とにかく早めに寝るように」とアドバイスしてドロップバックを受け取ります。今回ドロップバックには着替えと寝袋一つを入れています。相方がトイレに行って着替えて来る間に寝床の準備と自分の着替えを済ませます。東屋の床が昼間の熱をためていてほんのり暖かいのが幸いでした。トイレと着替えで時間がかかり、寝る体制になったのは3時半頃。4時に出発という予定を変更して4時15分まで寝ることにして目覚ましをセット。相方は寝袋に私はレスキューシートでホイル焼き状態で就寝です。4時になると皆さん起きだして出発したようで、周りがざわついたのを覚えているのですが4時15分まではあっという間でした。